パンは一人で作っているわけではありません。
小麦を作る方、小麦を農協で取りまとめる方、買い付けをされる方、・・・・延々とつながっています。
その中でその間を取る方が製粉会社です。札幌市にある横山製粉さんは実需者(使う人)と農家を結ぶことを仕事にしていますと会社の人が全て言います。
2004年7月に始めて伺う製粉会社。そして、千歳営農センター。当時、ご担当のTさん。
横山製粉のUさん。と一緒に写真を撮りました。段の数え方をTさんから直接習いました。この年の状況を確認する第1歩です。
この農家の方、製粉される方、そして使う側。この3人のショットが荒木のルーツです。
「春よ恋」と言う品種の前で記念撮影。
あれから数年。小麦粉製粉への注文も多いと思いますがやっと出来上がった小麦粉です。
春よ恋、他の強力粉で65%、中力粉35%。スペシャル版が味輝101という小麦粉の製品名。
この製品で何が解決したかったか。
小麦は生きていて、それを粉しています。その粉も生きているんです。
この生き方がどのようにして、どうやって会社まで届くか。これを理解しないと国産小麦粉でパンを作ることが難しいのです。
ブレンドの割合、小麦はどこの産地のものを使ったか、粉になってからどれくらい経過したか。などなど。
小麦粉は傍から見ていると同じ白い粉でして、それがどれだけ活力があるか見てもわかりません。そこで見ている小麦粉の品質の安定を図ること。その後のパンとしての発酵を優先させて考えること。その後の味をどうだして行くのか。
一度、味輝101単体でお召し上り下さい。この小麦粉は天然酵母に合わせた最強品です。